【レポ】生物多様性を身近に感じる「いきものラボ」を開催しました|いきものクッキーアート専門店kurimaro collection

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2025年11月22日イベントレポート

【レポ】生物多様性を身近に感じる「いきものラボ」を開催しました

いきものと出会う場を

今年5月、三重県桑名市「国営七里の渡し公園」。

水辺のある心地よい公園に、いきものに関連する方々に出展いただき、
見て、触れて、知って、味わえる、体験を軸に、生きものとの距離が自然に縮まる「いきものラボ」を開催しました。

失われゆく身近な自然-幼少期の原体験が活動の原点

私たちの身近な風景から、いつの間にか姿を消してしまった赤トンボやタガメ、メダカやタナゴ、ミノムシなど親しみのある生きもの。
種によっては絶滅の危機に瀕しています。

クリマロ代表の栗田は、幼少期に田んぼや森で多くの生きものと触れ合ってきました。
しかし、かつて当たり前にいた生きものは、探さないと会えない存在に変わっていました。

そこで「生きものの魅力を伝えたい」という熱意から、2016年クッキーアート制作を開始。時に多様な専門家の監修を受けながら、生きものの特徴を捉えた作品を1000種以上生み出してきました。

誰もが親しめる「クッキー」を架け橋に、専門家との連携を深めながら、生きものと環境への関心を広げる活動を展開しています。

 

生物多様性を身近に感じる機会「いきものラボ」

もっと気軽に、もっと自由に、生きものの世界に触れられる場がつくれないか。
遊びながら学び、専門家にも直接話が聞ける機会があったら、きっと楽しくて、生きものとの距離が縮まるはず!

こうして、たくさんの方々の協力をいただき開催となったのが「いきものラボ」。

物販・体験、学習・展示、フードコーナーなど、見て、触れて、知って、味わえる体験を軸に、生きものとの距離が自然に縮まるプログラムばかり。

生きものの専門家としては、次の皆さんにも出展いただきました。

・四日市大学:川水採取とプランクトン観察
・岐阜大学の生物学者・高校教諭:生物の専門的な学び
・名古屋ECO動物海洋専門学校:動物展示
・古生物ロボット:遊泳デモと解説
・カードゲーム「蟲神器」:生きものバトル体験
・三重県の生きものカルタ体験

 

会場で生まれていた、たくさんの「驚き」と「気づき」

プランクトン観察では、「自分で採って、自分で見る」が子どもたちの好奇心を引き出していました。

「肉眼でここまで見えるの知らなかった!」
「ミジンコってこんなに速く動くんだ…!」
「大きさも違うし、性格も違うみたいで面白い」

スポイトで採取し、ルーペをのぞき込んでいました。

いきものが会話のきっかけになる

会場には犬・フェネック・ミーアキャット・鳥・爬虫類など、来場者が連れてきたいきものもたくさん。

「わんちゃん連れで来られるイベントが少ないから嬉しい」
「その子は犬…?え、フェネック?!触ってもいいですか?」

初対面同士が自然と話し始め、輪が広がっていく。
そんな光景があちこちで見られました。

子どもも大人も、気づけば長時間

会場には水遊び、標本、カルタ、カードゲーム、骨格標本、ロボ化石、ヨガ、フード。


興味の行き先がいくつもあることで、滞在時間がとても長い方が多く、

「ぐるっと回るだけで楽しい」
「大人も子どもも、それぞれの楽しみ方ができた」
「クリマロのクッキーアートが入り口で、知らない生きものに出会えた」

という声がたくさん寄せられました。

振る舞いをしたダチョウの卵スープを食べてもらいながら、
「1個でこんな量!?」「殻が3mm!?」など、味から生きものの特徴へと話に広がっていきました。

出展者さんたちの声-「学び」と「遊び」が混ざる面白さ

名古屋市野鳥観察館さんからは、
・「クッキーアートで絶滅危惧種コアジサシを知った方が多く声をかけてくれたのが嬉しい」
・「子どもたちが真剣に話を聞いてくれた」
など先生たちからの感想が。

「クッキーで見た!砂利地に巣作るやつ!」とコアジサシを認識してくれているお子さんもいたようです。

知識と体験がつながった感じがとても嬉しかったです。

 

岐阜大学 向井教授のブースでは、
本物のオオサンショウウオ(ホルマリン標本)に、子どもも大人も目をまん丸に。


おそるおそる触ってみたり、歯の構造に興味を持つ子も。

「本物を持ってきてよかった!」と先生も笑顔。

飛び入りの参加者も多く、「僕もホルマリン標本つくってみたいです!」と相談する子までいました(笑)

四日市大学 微生物研究者の先生方は、普段大学生に教えているため、小学生はじめとする子どもたちの反応が新鮮だったそう。

「秋にまた一緒に何かやりましょう」というお話までいただき、出展側もわくわくしてくださっているのがありがたかったです。

 

骨格標本を出展してくれた高校の生物教諭・赤嶺先生のブースも大人気。

「触れるのが醍醐味です」と先生が開放してくださっていたため、子どもたちが「これはどこ?」「どうなってるの?」と質問が止まらず。

「いろんな人がひっきりなしに質問してくれて嬉しかった」と先生も終始楽しそうにしてくださり、ジーンとしました。

スタッフの所感:いきものが真ん中にある場のちから

スタッフの目線で見ても、印象的な光景がたくさんありました。

・各ブースを自由に行き来しながら、長時間滞在してくれた方が多かった
・いきものをきっかけに、知らない人同士が仲良くなっていた
・出展者同士の交流も活発だった

「また来たい」「またやってほしい」という声もたくさんいただけて、いきものラボが“居心地のいい学び場”として機能していたのを感じました。

 

生きものとの距離が、今日だけ少し縮む場

「知らない生きものが多くて世界が広がった」
「専門家に直接話が聞けて嬉しい」

そんな声をたくさんいただいた一日でした。

専門家、地域の事業者、公演関係者さん、そして来場者のみなさんの好奇心と遊び心を持ち寄ってくださったことによって生まれた空気感。

生きものが好きな人も、なんとなく気になっただけの人も、
散歩ついでに立ち寄った人も、
いきものをきっかけに、新しい出会いや気づきがあったのなら幸いです。

また、“いきものと出会う場”を一緒につくれますように。

改めて、お力添えいただいた皆様、ありがとうございました。