【レポ】日本動物学会 名古屋大会に出展しました|いきものクッキーアート専門店kurimaro collection

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2025年11月14日イベントレポート

【レポ】日本動物学会 名古屋大会に出展しました

2025年9月、日本動物学会 第96回 名古屋大会に出展しました。

全国から数百人の研究者が集まり、最新の研究発表が行われるということで、
kurimaro としては、普段のイベントとはまた違った視点と熱量に包まれた一日となりました。

 

声掛けいただいた経緯

地球上には多様な「生存の知恵」があり、近年はゲノム解析の進歩で研究も加速中。

ただ研究成果は、論文や学会発表だけでは社会に届きにくいもの。

その研究が社会にどう役立ち、どんな新しい価値や発見をもたらすのかを伝えるため、さまざまなアウトリーチを模索されています。

そこでkurimaro にお声掛けいただき、日本動物学会・名古屋大会実行委員会が推薦した4研究機関とのコラボレーションが実現しました。

・東京大学大学院理学系研究科附属臨海実験所
・金沢大学 環日本海域環境研究センター臨海実験施設
・広島大学 両生類研究センター
・新江ノ島水族館/海洋研究開発機構〔JAMSTEC〕

タコノマクラ|ヌタウナギ|ミツクリザメ|ウミシダ|ミドリシリス|アフリカツメガエル|チヒロザメ|イベリアトゲイモリ(色素変異型)などなど…

クリマロは、身近なクッキーに姿を変えることで親しみを生み、そこから生態や生存の知恵、地球環境への興味が広がることを目指しています。

今回のコラボレーションでは、研究者の知見とクリマロの表現力を掛け合わせ、生きものの特徴や背景を反映したクッキーアートを制作させていただきました。

 

開場前から研究者が集まるブース

クッキーを並べる前、ポスターだけの状態にも関わらず研究者の方々が続々と集まり、「これ見てください!」「すごくないですか?」「これうちが監修したんです!」と、お知り合いからお知り合いに誇らしげに声をかけてくれ、自慢してくださり、そのお気持ちにとても感動しました。

監修者である金沢大学の小木曽先生や東京大学の幸塚先生も見に来てくださり、「アドバイスしてよかった」「これ作ってって言ってよかった」「ここまで再現できるとは!」と嬉しい言葉をいただきました。

小木曽先生は、なんとサンプルでお送りしていたクッキーを、 コーティング&箱に入れて保存してくださっていました。まるで本物!

ヌタウナギの“ぬたっ”とした質感を表現した水飴もお褒めいただきました。

 

販売開始前から行列!

クッキーを並べ始めると、販売前からどんどんお客様。

「何時から販売ですか?」「すぐ売り切れちゃいますか?」と、開始を待ちきれない!という方々がたくさん。驚きと喜びでジーン。

販売が始まるとレジ前には長い列ができ、あまりの混雑に幸塚先生が販売を手伝ってくださいました。結局、販売終了までお客さんの波は途切れることなく常にお客さんが来てくださっていました。

 

研究者たちの「うちの子愛」が炸裂

「この子がいるなんて感動」「まさか自分が研究している子がクッキーになるなんて!」

そう言って手に取って下さる方が多く、ギンカクラゲ・カタユウレイボヤ・ツメガエルオタマジャクシなど、それぞれの“生物”に愛着を込めてお迎えしてくださっていました。

中には、「身内がギンカクラゲ研究してるんです」とお土産に買う方や、「他の子が売れてて悔しい」と面白がってくださる研究者さんも。

 

細部の観察眼に感動

模様や線、跡など、細部の表現まで気づいてくださる方が多く、まるでクッキーを“研究”するように観察してくださいました。

今回のこだわり(一部)はこちら。

ヌタウナギ:ヌメッと感を水飴で表現
マシコヒゲムシ:触手形状や長さ
イベリアトゲイモリ:野生型・色素変異型の色素の違いとオレンジの斑点
オタマジャクシ:側線や血管による立体感
ニッポンウミシダ:羽枝先端の色の違い
タコノマクラ:5放射の放射状の模様(花紋)や線の切れ目
チヒロザメ:目つきや眼球の色、ひれなど
ダイトウヒメヌマノアシツキ:象徴的なクマの手部分
ミドリシリス:親個体と分裂するストロン部分
ギボシムシ:ギボシ部分と生殖翼

実際に、研究者の監修を踏まえて、このような修正(一部)もありました。

(写真左・上部が修正前|写真右・下部が修正後)

ラベルに生態名・学名・英名を入れたことも好評で、「これはミドリシリス?」「ギボシムシやん!」と名前がすらすら出てくるあたり、さすが動物学会、と思わずじわじわ。

今回の反応を見て、ラベルに生態名は絶対に入れようと改めて思いました。

 

特に人気だった種たち

今回特に人気だったのはニッポンウミシダ、ヌタウナギ、タコノマクラ、そして変態中のツメガエルオタマジャクシ。

カタユウレイボヤやギボシムシも、予想以上に多くの方が手に取ってくださり驚きました。

一日に何度もリピートしてくれる方が多数おり、「さっきなかった子が増えてる!」と再び訪れてくれる方も。

 

監修者だけでなく他大学の先生方や学生さんまでが集まり、「カタユウレイボヤの透明感はどう出すか」「心臓を表現した方がいいのでは?」と、リアルさを追求した議論が始まるなど、まるで研究会のよう。

普段のイベントではなかなか注目されないプラナリアも、「切れてる!」「1匹増えてる!」と大人気!

 

印象的な一幕たち

・オタマジャクシを変態の番号で呼ぶ研究者(あるある?笑)
・カタユウレイボヤを“カタ”と愛称で呼ぶ研究者
・3Dプリンタで作ったギボシムシ標本とクッキーを並べて撮影する人
・「どの子が人気?」と自分が監修した子の売れ行きをこまめにチェックする先生方
クッキーをきっかけに研究者同士の会話が広がる。 学会ならではの光景でした!

監修してくださった研究者の皆さま、足を止めてくださったすべての方々に、心から感謝です。